優れたパーソナル・トレーナーに求められる2つの技量

パーソナル・トレーナーの、池澤智です。

トータル・ワークアウトで働くパーソナル・トレーナーは、トレーニングのスキルを磨き続けるだけでなく、マネジメントできるためのスキルや経験を高めていくことが求められる。そんなお話を前回お伝えさせていただきました。

パーソナル・トレーナーならば、トレーニングさえできれば良いんじゃないか?そんな印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、このあたりがケビンが理想とするパーソナル・トレーナーの在り方になります。

3260通りのトレーニングは、覚えようと思ったら誰でも覚えられます。一方で、それをお客さまが満足するようにプログラミングすることができなければ、優れたパーソナル・トレーナーとは言えません。なので、動画やテキストで知識を学ぶことはもちろんですが、最終的には、実際に「話して」みて「やって」みる。

ロールプレイングを繰り返し、お客さま役を担っている先輩トレーナーから OK が出ないと、テスト合格にはなりません。スキルを覚えることよりも、伝えることのほうが、実際の現場では重要になるからです。

単に情報を記憶して、「こういう種目を習いました」「こんな最先端な手法があることを知っています」ということは、大切な要素ではありますが、「全て」ではありません。それよりも、目の前の方にとって本当に必要なことは何か?を理解し、その上で、どう伝えるか?を常に意識しながら、日々、研修を繰り返しています。

また、1人のトレーナーが、お客さまを全員担当するわけではないので、どんなチームを作ったら、より多くの人のカラダを変えていけるか?といったことも、研修の中にとりいれています。「チーム」を大事にするために、横のつながりってどうやって作るか?これも、パーソナル・トレーナーに必要な技能の1つと捉えています。

さらに、ケビンはこんなことも言います。

人間性の構築と、技術の構築、2つを同時にしないと優れたパーソナル・トレーナーにはならない。成長の過程には、必ず人間性の課題、技術の課題、2つがある、と。

ケビンが求める「人間性」というのは、自分以外の人に対する感覚を研ぎ澄ます。ということです。

目の前にいるお客さまだけではなく、その隣にいる人まで気を配れるか?とか、自分の後輩がどんな技術を持っているか?といった部分になります。自分さえ良ければいいというのではなく、人に気を配れる人。そういうことができる人が人間性があって、パーソナル・トレーナーに必要な要素である。

それを繰り返していくと、相手の気持ちを考えられる人になる。相手の気持ちを考えるのは自分以外の人に目を向けないといけないから、それが人間性の課題になっている。そんなイメージです。

例えば、1日に何人の後輩とどんな話をしたか?を、3ヶ月間滞りなくレポートすることができるとことも、優れた技能の1つと捉えています。

私たちトータル・ワークアウトのパーソナル・トレーナーには、常に自主性を持って、お客様にも、チーム(仲間)にも接していける人間性を磨き続けることを目指しています。まだまだ発展途上です。(笑)

パーソナル・トレーナー 池澤智

TWのトレーナーに求めるトレーニング以外のスキルとは

パーソナル・トレーナーの池澤智です。

1990年頃アメリカでは、パーソナル・トレーナーがセレブの間で広まったという経緯があり、私たちトータル・ワークアウトが日本に第一号店を出店する際にも「セレブの居るエリアでやりたい、オフィス街ではなくて、住宅街がいい」こんな発想から、東京都港区の、白金〜高輪〜三田、辺りで物件を探しはじめました。

当時、アメリカの高級住宅地には必ずスタバがありましたので、日本でもスタバがあって、かつ高級住宅地、という場所を探していたのですが、まだその頃の日本には、数店舗しかスタバはなく。高級住宅地とスタバが両方あるエリアで物件を探すのは困難でした。

「スタバがなくても、シアトルズベストはあるか!?」そんなことを真剣にコミュニケーションしながらの物件開発をしていました。(笑)

スタバやシアトルズベストのある高級住宅地、結局それは叶いませんでしたが、2001年にトータル・ワークアウトの第1号店を、東京都港区三田に出店することが決まりました。

アメリカでケビンがパーソナル・トレーニングジムを経営していたとき、そこに所属するパーソナル・トレーナーは、全員オーナーシップをとっていて、それぞれがマネタイズしていく能力を持っていました。企業に所属してお給料を貰う人、という発想はなく、一人一人が個々にマネジメントできることが当たり前でした。

なので、日本におけるトータル・ワークアウト第一号店で働くトレーナーに対しても、ケビンは同様の能力を求めていました。たった1人をマネジメントできるトレーナーよりも、100人をマネジメントできるトレーナーは、いいトレーナーに決まっている。たくさんのお客さまにも支持され、結果を出すに決まっている。だからリーダーを目指せ!そんなことを、日本で共に働くトレーナーに求めていました。

まず人を教育するところからリーダーの練習をしなさい。リーダーの練習をしてから、チームをまとめれるようになり、チームがあって店舗になり、店舗になって、会社になるというプロセスをたどることが大切であると。

私がケビンに最初に言われたのは、それができるパーソナル・トレーナーになれ!ということでした。そしてそれを遂行してきています。

つまり、トータル・ワークアウトで働くパーソナル・トレーナー達がラッキーなのは、トレーニングのノウハウを学ぶだけでなく、マネジメントすることを同時に学べてるということ。さらに、チームでないと結局は大きなことは成し遂げられないから、一人一人がどこか各地を行脚するのではなく、拠点を作り、しかも全員が同じメソッドを理解し、トレーニングをすることによって、顧客に伝わる確率が高くなっていく。

この人はこのメソッド、あの人はあのメソッドという考え方では、多くの顧客には伝わらない。だからみんな、同じメソッドを共有してトレーニングをすることがとても大事なんだ。

設立当時からずっと変わらない、TWの理念の1つとなっています。

パーソナル・トレーナー 池澤智

トータル・ワークアウトが日本で誕生するまで

パーソナル・トレーナーの池澤智です。

今回のコラムでは、パーソナル・トレーナーという職業を生み出したアメリカにおいて、彼らがどのようなスタイルでトレーニングを提供していたか。そして、それを日本に初めて持ち込んだ、当社トータル・ワークアウトができるまでのお話を、お伝えさせていただきます。

<パーソナル・トレーナーはジムを持たない?>

1990年後半、アメリカのパーソナル・トレーナーは、ジムを持たないスタイルが主流でした。つまり、クライアントを色々なジムに連れて行き、ジム代や場所代も全てクライアントに払っていただき、そこでトレーニングをする、というスタイルです。

また、アメリカのセレブ達は家がとても広く、自宅にトレーニングマシンを持っています。なのでパーソナル・トレーナーが、クライアントの自宅を訪問し、そこでトレーニングをして体を変えていく、といったケースもとても多かったです。

このように、自分の拠点(ジム)を持っていないのが、パーソナル・トレーナーという職業であり、クライアントはみんなハリウッド女優やセレブ達でしたので、1時間あたりの報酬もそこそこ高い、そんなステータスができあがっていました。

<逆転の発想!パーソナル・トレーナーを集めたジムを作る>

アメリカでも次第に、パーソナル・トレーナーへのニーズが広まり、もっと一般化した方がいいのでは?という考えが、当時、ケビンの頭の中にありました。

パーソナル・トレーナーが常に移動しながらトレーニングを提供するのではなく、パーソナル・トレーナーを集めたジムを作れば、そこにクライアントが来てくれるのでは?という逆転の発想です。

ケビンは、パーソナル・トレーニングをエンターテイメントの1つと捉えています。音楽や芸術、舞台などを通じて、人に感動を与えたり、楽しませたり、幸せにすること。ソレと同じように、人のカラダを変えていくことで、その人の人生そのものを高めていけるパーソナル・トレーニングは、最高のエンターテイメントである。そんな想いがあります。

エンターテイメントの世界においては、サービスを提供する人たちが箱(ジムや自宅)を回るのはなく、自分たちの箱(ジム)に人が集まって来るもの。それが最高のエンターテイメントだ!

そう言ってケビンは、シアトルにパーソナル・トレーナーを集めたジムを作りました。

その時、パーソナル・トレーナーは全員オーナーシップをとっており、企業に属する人として働くのではなく、一人一人が独立してマネタイズしていく能力がありました。みんな個性豊かなトレーナーばかりが揃っていました。

このあたりも、今の日本におけるジムの経営手法とは大きく異なるところだと思いますが、

『マネージメント能力があるのが、パーソナル・トレーナーである。』これが今でも、ケビンがパーソナル・トレーナーに求める資質の基本・基準となっており、私たちトータル・ワークアウトで働くパーソナル・トレーナー達はそれを達成していくことを目指しています。

つまり、トレーニング手法を習得するだけでなく、マネジメントや、コミュニケーション、チームづくり、最終的には『人間性』といったところまで、多岐に渡った詳細な研修カリキュラムが作られています。

アメリカではムーブメントとなったパーソナル・トレーニングを、カルチャーの異なる日本において広めていくために、アメリカと同じ手法を踏襲しながらも、日本にカスタマイズしたマーケティングを行い、サービスへと落とし込んでいきました。

そして、日本における第一号店を、東京都港区三田に出店することが決まりました。

2001年のことでした。

つづく

 

パーソナル・トレーナー

池澤智

 

パーソナル・トレーナーという職業はハリウッドで生まれました

パーソナル・トレーナーの池澤智です。

ここ数年、パーソナル・トレーナーという職業が日本でも広く知られる時代となりました。

「時代」と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、トータル・ワークアウト設立当時、日本では、ほぼ誰も知らないような職業の1つだったのです。

2001年、トータル・ワークアウトの創設者、ケビン山崎が、米国シアトルから日本に持ってきたのがパーソナル・トレーニング。

日本でパーソナル・トレーナーの育成をスタートしながら、1号店を東京都港区三田でスタートさせたのが、日本におけるパーソナル・トレーナーの発祥となります。

私たちトータル・ワークアウトが、日本におけるパーソナル・トレーナーの先駆けです。

ここ数年では、パーソナル・トレーニングというものが、1つのステータス、流行のように感じられている方もいるかもしれません。そしてこんな印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

「パーソナル・トレーナーは、アスリートのための職業でしょうか?」

トレーニングする人=アスリート。そんなイメージは強いかもしれませんね?

実は、パーソナルトレーナーは、米国LA・ハリウッドから、全米に広まった職業なんです。

 

<ハリウッドスターのカラダを作る>

映画「ターミネーター」におけるパーソナル・トレーナーの活躍は、ちょっとしたムーブメントになりました。

女優リンダハミルトンの、出産後26.5%あった体脂肪率を9%まで落とせる人はいるか?そんなオファーがハリウッドから発信され、数名のパーソナル・トレーナーが手を挙げました。

ターミネーター1ではややふくよかで女性らしいカラダをした彼女は、ターミネーター2では精神病棟に入っている役設定のため、かなりハードコア(ムキムキ)なカラダをしており、極限まで絞り、筋肉のラインがくっきりと分かるカラダを表現する必要がありました。

その時採用されたパーソナル・トレーナーが短期間で結果をだしたことにより、ハリウッドではパーソナル・トレーナーの認知、ステータスが一気に上がりました。

女優(俳優)の報酬と比例してパーソナル・トレーナーの報酬も決められていましたので、1本の映画で1人の女優(俳優)を担当すると、だいたい2000万〜程度の報酬を受け取れる。それくらい評価されている職業になります。

弁護士や、医者のように、困ったことを解決できる職業。しかも、肉体に返って来る。そんなすごい職業がパーソナル・トレーナーなのです。

 

<映画の世界から、スポーツの世界へ>

カラダをあれだけ変えられるならば、スポーツ選手に対するパーソナル・トレーニングも効果的なのでは?そんな発想から、コンディショニングトレーナーや、アスレチックトレーナーだけでなく、パーソナル・トレーナーがスポーツ界でも採用されるようになりました。

トータル・ワークアウト創業者のケビン山崎は、スポーツ選手のトレーニングを得意としていました。米国で花形スポーツの1つである、アメリカンフットボールの選手を軒並みトレーニングし、結果を出し続けたことによって、さらに支持を集めた、そんな背景があります。

 

<米国でパーソナル・トレーニングジムができるまで>

ハリウッド女優や、一流のスポーツ選手の周りには、必ずお金持ちのスポンサーがいます。そのスポンサー(=セレブの人)たちは、カラダが変わっていく様子を見ていて、こんなことを言うようになりました。

「ケビン、俺のカラダも変えてよ?」

この一言から、ケビン山崎がパーソナル・トレーニングジムの一号店を、シアトルに設立することが決まり、セレブの人が自分のカラダを変えていくと、さらにその人の奥さん、その友達、その友達・・・と、あっという間に、多くのセレブ達がパーソナル・トレーナーをつけるようになりました。

米国ではこのような流れで、特にセレブが集まるエリアにおいて、パーソナル・トレーナーのステータスは不動のものとなりました。

そんなパーソナル・トレーナー、という職業を私たちが日本でどのように展開していったのか?その辺りをもう少し詳しく、次のコラムでお伝えしてまいります。お楽しみに。

パーソナル・トレーナー 池澤智